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6月, 2025の投稿を表示しています

信号待ち

あの日、友人と会う約束をしていて、僕は少し浮かれていました。待ち合わせ場所へ向かう途中、ちょうど目の前の信号が点滅しているのが目に入ったんです。なのに、なぜだかその点滅の意味を深く考えず、僕は横断歩道へと足を踏み出してしまいました。 ぼんやりと歩いていると、信号はあっという間に 赤色 に変わってしまいました。左右からは、まるで待ってましたとばかりに車が勢いよく発進し始めます。一瞬にして、僕は渡り切ることも、引き返すこともできない状況に陥ってしまったのです。 立ち尽くした僕のすぐそばには、 中央分離帯 がありました。冷たいガードレールに手を置き、身を縮めるように立ちました。信号待ちをしている人々の視線が、まるで突き刺さるように感じられて、もう、恥ずかしくてたまりませんでした。居たたまれない気持ちがごちゃ混ぜになり、ただひたすら次の信号が変わるのを待つしかありませんでした。そのたった数十秒間が、僕にとっては永遠のように長く感じられました。 そして、ようやく信号が青に変わった瞬間、僕はまるで逃げるように横断歩道を渡り切りました。そのまま、待ち合わせ場所まで一目散に走ったのを覚えています。友人はすでに到着していて、息切れした自分を不思議そうに見ていました。適当な理由をつけてごまかしましたが、走ったせいなのか汗が止まらなかったです。

松屋のうまトマ

ああ、うまトマ!松屋の「温玉トマトハンバーグ」、通称うまトマ。私も初めて食べた時の衝撃は忘れられません。期間限定で登場した時、正直言って最初はそこまで期待していなかったんです。ハンバーグとトマトって、まあよくある組み合わせだし、と。ところが、一口食べてみたら「これは違う!」と唸りました。 あのトマトソース、ただのトマトソースじゃないんですよね。ピリッと効いた胡椒のアクセントが絶妙で、トマトの甘みや酸味をキュッと引き締めている。そして、松屋のハンバーグの肉汁と合わさった時に生まれるハーモニーときたら!さらに、とろーり温玉を崩して絡めれば、まろやかさが加わって、もう至福の時間です。ご飯が何杯でもいけちゃいますよね。 期間限定のメニューって、いつも「ああ、もっと食べたいのに終わっちゃうのか…」と名残惜しい気持ちになることが多いじゃないですか。だから、今回「うまトマ」がレギュラーメニューになったと聞いた時は、本当にガッツポーズが出ました。これはもう、松屋さんの英断としか言いようがありません。 思えば、人気の火付け役になったのは、やっぱりあの芸人さんのYouTubeだったんでしょうね。私もあの動画を観て、「そんなに美味しいなら試してみようか」と思った口です。ネットでの口コミって、侮れない力がありますよね。松屋の企業努力はもちろんのこと、そうした「推し」の力も相まって、これだけの人気を博したんだなと感心します。 これからは、いつでもあの「うまとま」が食べられると思うと、それだけでちょっと元気が出ます。仕事帰りに、小腹が空いた時に、あの美味しさを気軽に楽しめる。まさに日々のちょっとした贅沢です。きっとこれからも、私の松屋での定番メニューとして、うまとまは輝き続けることでしょう。本当にレギュラー化してくれてありがとう、松屋!と心から感謝したいですね。

岡山の桃

夏の岡山と聞くと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。私にとって夏の岡山は、甘く瑞々しい桃の記憶と強く結びついています。時々用事で訪れていたのですが、その最大の楽しみは帰り道にありました。 (いざ岡山へ) 岡山では、時々道路のすぐ脇で桃が売られている光景があります。農家の方が軒先で小さな台を出しているだけの素朴な場所もあって、その雰囲気がまた良いのです。そこで売られている桃は、時々びっくりするような掘り出し物に出会えることがあり、私にとってはある種の宝探しのようなものでした。 (ピーチハンター) 時々行く桃売り場がありました。ある年の夏も、私は旅の締めくくりにその場所に立ち寄り、いつものように一袋の桃を買いました。車の中に置くと、ふわりと甘い香りが漂い始めます。今年の桃はなんだか特に香りが強いような気がする、もしかしたらこれは大当たりかもしれない。そんな期待を胸に、逸る気持ちを抑えながら家路につきました。 (よだれ) 家に帰り着き、丁寧に桃を冷水で洗ってから、いよいよ食後のデザートに家族でいただくことにしました。私が代表して一つ手に取り、包丁をそっと入れてみると、驚くほどすっと刃が吸い込まれていきます。そして断面からは、キラキラとした果汁が次から次へと溢れ出してきました。その一切れを口に運んだ瞬間、私は言葉を失いました。信じられないほどの甘さと、鼻に抜ける芳醇な香りが口の中いっぱいに広がり、脳がとろけるような感覚に襲われたのです。これはただの桃ではありません、まさに桃源郷が我が家の食卓に現れたかのようでした。 (うますぎ) あまりの美味しさに、家族全員がなぜ一袋しか買ってこなかったのか、もっと、せめて箱で買っておくべきだったと言いました。あの桃をもっと食べたい。強烈な後悔の念とともに、来年こそは絶対にたくさん買うのだと固く心に誓いました。 (決意) そして待ちに待った一年後、私はあの感動をもう一度味わおうと、期待に胸を膨らませて桃売り場へ向かいました。しかし、いつもなら桃があった台の上が、空っぽだったのです。家の方に尋ねてみると、去年の桃が良かったのか、今年は早く売り切れてしまったとのことでした。 (クソッ) やはり、あの感動は私だけのものではなかったのです。少しのがっかりと、でもやっぱりそうだよなという納得の気持ちが入り混じった不思議な感覚でし...

nintendo switch2 抽選

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nintendo switch2 抽選 マリオカートの新作がSwitch 2で出るっていうじゃないですか!なんでもオープンワールドみたいな新しい要素も盛りだくさんらしくて、今までマリオカートってあんまりガッツリやったことなかったんですけど、これはちょっと触手が動いちゃいましてね、買ってみることにしたんです。 (参戦!) 早速、Nintendoストアで抽選販売してるって聞いて調べてみたんですよ。そしたら、予約するのに色々条件があるみたいで、抽選にすら参加できないっていう悲しい現実。じゃあ家電量販店だって思っていくつか調べてみたんですけど、こっちも会員限定だったりで、なかなか抽選の土俵にすら立てないんですよね。 (応募すらできねぇ…) もう諦めモードに入りかけてたんですけど、色々探してたら、やっと条件なしで抽選に参加できるチェーン店を見つけたんです!と思ったのも束の間、よくよく見たら、当たった場合の受け取りが店舗限定。まあ、それはそうだろうなと思って最寄りの店舗を検索してみたら……え、100キロ以上離れてるんですけど。無理!さすがにそれは無理! (遠っ!) 結局、最終的に条件なしで誰でも抽選に参加できるのはAmazonしかないってことになりました。まあ、考えることは皆同じですよね。とんでもない競争率になるだろうなあって思って、今回はもう諦めようかな、と。 (オワタ…) それからしばらくして、すっかりマリオカートのことも忘れかけてた頃、Amazonから一通のメールが。なんだろう、なんか買ったっけ?って思って開いてみたら、まさかの「当選」の文字!えええええ!当たってる! というわけで、まさかまさかの展開で手に入ることになったSwitch 2のマリオカート。発売日の6月5日から、思いっきり楽しみます!